プロフィール

田中雄太

漁船・雄満丸(ゆうまんまる)船長
3歳から大学までサッカーに打ち込み、Jリーガーを目指したが、大怪我を繰り返し、きっぱりとアスリートの道を断念
遊漁船(釣り船)の仕事と出会い、そのまま15年にわたり船長を務める
2021年7月に伊勢海老漁の権利を正式に獲得し、晴れて独立37歳で伊勢海老の漁師として独立
漁師として伊勢海老やサザエなど、茅ヶ崎の海の幸を市場に提供する仕事のほかに、直接消費者の方へお届けする取り組みとして、神奈川を中心にキッチンカーで獲れたての伊勢海老を提供している

メッセージ

みなさん、はじめまして。37歳で伊勢海老の漁師として独立した、漁船・雄満丸(ゆうまんまる)の田中雄太です。私は3歳から大学までサッカーに打ち込み、Jリーガーを目指していましたが、大怪我を繰り返し、きっぱりとアスリートの道を断念しました。

その後ご縁があって遊漁船(釣り船)の仕事と出会い、そのまま15年にわたり船長を務めました。烏帽子岩の周辺を船で巡っているうちに、ここが伊勢海老の名産地であることを知り、少しずつ「漁師」として生計を立てる夢を持つようになっていきました。

伊勢海老漁で独立するには、「漁業権」を取得しなくてはなりません。茅ヶ崎では年間を通じて専業で伊勢海老漁ができる権利の数が限られていますが、幸運にもその権利を得ることができました。とは言え、申請すれば誰でも得られる訳ではなく、組合員たちに認めてもらう必要があります。漁師が増えれば漁獲量に影響するため、権利の獲得は決して容易ではありません。

以前から私はその組合の一員で、積極的に雑務を引き受けていた実績も手伝い、何とか組合からこの限られた漁協権を任せていただくチャンスを得ることができました。3か月間の見習いを経て、今年の7月に伊勢海老漁の権利を正式に獲得し、晴れて独立がすることができました。

漁師として伊勢海老やサザエなど、茅ヶ崎の海の幸を市場に提供する仕事のほかに、直接消費者の方へお届けする取り組みとして、神奈川を中心にキッチンカーで獲れたての伊勢海老を食べていただく新たなチャレンジも行っています。

   
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